投資方法¶
このページでは、金投資の主な方法について概要を説明します。各投資方法の詳細については、それぞれのリンク先をご覧ください。
金先物取引¶
概要: 金先物は、将来の特定の日に、あらかじめ決められた価格で金を売買する契約です。
メリット: レバレッジ取引 : レバレッジを効かせた取引が可能で、少ない資金で大きなポジションを取れます
- 保管コスト削減
実物の金を保有する必要がないため、保管コストがかかりません
- 短期利益機会
価格変動から短期的な利益を得る機会があります
デメリット: 拡大リスク : レバレッジによりリスクも拡大し、大きな損失を被る可能性があります
- 継続的管理
期間満了時に決済または更新が必要で、継続的な管理が求められます
- 証拠金リスク
証拠金維持が必要で、相場の急変動時にはマージンコールのリスクがあります
適した投資家: 市場の短期変動から利益を得たい積極的な投資家や、ヘッジ目的で利用する投資家に適しています。専門知識と経験が必要です。
金ETF(上場投資信託)¶
概要: 金ETFは、金の価格に連動するように設計された投資信託で、株式と同様に取引所で売買できます。
メリット: アクセスの容易さ : 少額から投資でき、株式と同様に売買が容易です
- 管理の簡便性
実物の金を保管する手間がなく、セキュリティの心配も少ないです
- 高い流動性
流動性が高く、いつでも市場価格で売却できます
デメリット: 管理手数料 : 管理手数料がかかります(通常、年間0.3%〜0.5%程度)
- カウンターパーティリスク
ETFによっては実際の金を保有していない場合もあり、カウンターパーティリスクがあります
主な日本の金ETF例: SPDRゴールド・シェア : 取引コード:1326
- NEXT FUNDS 金価格連動型上場投信
取引コード:1328
適した投資家: 長期保有や定期積立投資を考える投資家、実物資産の保管を避けたい投資家に適しています。
ジパングコイン(ZPG)¶
概要: ジパングコイン(ZPG)は、三井物産デジタルコモディティーズが発行する暗号資産です。金(ゴールド)価格に連動することを目指すデジタル資産で、1 ZPGは金現物1グラムと同等の価値(円換算)を有します。
メリット: デジタル保有 : 金の価値を持つデジタル資産として保有でき、実物の保管が不要です
- 保管手数料なし
保管手数料がかからないため、長期保有のコストが抑えられます
- 小口投資
デジタル化により小口からの金投資が可能です
デメリット: 取引の制限 : 現在は特定の暗号資産交換業者での売買のみ可能で、移動等入出庫サービスは将来の提供予定です
- 金との交換制限
現在は金現物との交換はできませんが、将来的に交換可能とする予定です
- 発行体リスク
発行体のリスクがありますが、銀行保証により保護される仕組みがあります
購入方法: 取扱暗号資産交換業者を通じて購入できます。今後、取引可能な暗号資産交換業者を増やしていく予定です。
適した投資家: 金のインフレヘッジ機能を求めるデジタル資産投資家や、実物の金の保管リスクを避けたい投資家に適しています。